2021年度アドベンチャーキャンプおよびチャレンジキャンプの新型コロナウィルス感染症対策について

TOELキャンプ参加希望者の保護者の皆様

 

標記の件に関して、本団体のキャンプでは、「Camp Operations Guide Summer 2020(アメリカキャンプ協会:American Camping Association)」を参考にしつつ、本分野の我が国の専門機関(日本野外教育学会、(公社)日本キャンプ協会)の最新議論を踏まえて、下記のとおり実施いたします。
なお、望ましい対応策は常にアップデートされますので、その都度、導入を検討していく予定です。

PDF版はこちら

 

キャンプ全体に関わる基本方針

1)三密回避の構造的な工夫
・例年の「参加可能キャンパー数」の半数程度にする。
・炊事場やキャンプサイト等に関して、例年の倍以上の空間で利用する。
・現地への移動バスは、乗車定員の半数程度にする。
2)感染症の対策業務への丁寧な対応
・例年の「キャンパー一人当たりの指導スタッフ数」を増加させる。
・指導スタッフの感染対策に対する意識・知識・対応技術を、事前に向上させる取り組みを行う。
3)感染症のモニタリング等の徹底
・キャンプ2週間前の間に、新型コロナウィルス陽性者又は濃厚接触者が同居家族にいる場合は、参加を取りやめてもらう。
・キャンプ2週間前からの健康チェックシートを記入してもらい、キャンプ中も健康観察(検温、体調等)を継続する。
・キャンプ中にキャンパーが体調不良となった場合は、(例年同様の対応として)安静できる場所で隔離し経過観察を行う。適宜、保護者と連絡を取りながら、必要に応じて医療機関とも連携をして最善策を講じる。
・なお、指導スタッフに関しても、上記と同様の対応を行うこととする。

 

各プログラム場面の具体的対応

A)野外炊事
・例年の野外炊事プログラムの回数を減らし、本部配給を増やす。
・例年の野外炊事メニューを変更し、作業負荷を低減したものにする。
・食事をする時は、テーブル(サイズ90cm*180cm)を2台使用する。例年の2倍の空間を確保し、一つのテーブルに4名までの利用とする。
・野外炊事前に、手洗いと消毒の徹底をする。
・原則、マスクを着用して炊事作業をする。
B)テントでの宿泊
・一人につき一張の小型テントを使用する。
・小型テントは円形状に隣接配置し、感染症対策を講じながら、宿泊不安のキャンパーへの配慮も行う。
C)登山
・中程度強度の長時間運動であるため、行動時はマスクの着用は任意とする。
・集合時などは、マスクを着用する。なお、キャンパーにはマスクがすぐに取り出せる位置に常に持参させる。
D)沢遊び
・溺水等の危険排除のために、沢の中での活動時は、マスクの着用を禁止とする。
・集合時などは、マスクを着用する。
E)その他
・キャンプ場の各所(炊事場、各テントサイト、管理棟、東屋等)に、消毒液を設置する。
・マスクの着用を原則とするが、環境状況の好悪に合わせて、柔軟に対応する(熱中症の回避等)。

以上

TOEL代表 渡邉 仁